委員長挨拶

　日頃より、東京都鍼灸師連盟の活動にご理解ご協力を賜り御礼申し上げます。
　本連盟は、公益社団法人東京都鍼灸師会の会員で本連盟の政治活動にご賛同いただける先生方で構成されています。公益社団法人では、政治活動ができないことになっていますので、必然、別組織の政治連盟が必要となります。
　私たち鍼灸師の地位向上や行政への要望の実現のためには、政治活動はとても重要です。一人では行政に声が届かないことも、組織として力を結集することで大きな成果を上げることに繋がります。
　直近の例で申し上げれば、本連盟は、一作年から物価高騰対策として、支援金の増額を要望して参りましたところ、令和6年10月の東京都議会に物価高騰支援金を含む補正予算が可決されたとの一報が、当会顧問の平田みつよし都議会議員より頂戴しました。これにより、都内の受領委任取扱、償還払い取扱の施術所には、昨年度の5000円から15倍の75000円が支給されることになります。これは、連盟活動の成果といえます。
　また、コロナ禍のなかでは、鍼灸院を医療機関と同様に生活に必要な施設と位置付けられたことや、鍼灸関係者へのワクチンの優先接種なども連盟活動の実績として挙げられます。
　さらには、地元区議団の協力を得て、健康経営の分野で鍼灸を取り入れるべく活動し、本年9月には自治体職員を対象とした体験会の実施に繋がりました。
　今後も私たち鍼灸師が活躍できる場を増やし、人々の役に立ちたいと願っています。そのためにも、多くの先生方に東京都鍼灸師連盟にご参加を頂けますようお願い申し上げます。

　　　　　２０２４年１０月

東京都鍼灸師連盟
委員長　髙田常雄